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追加穂肥で品質V字回復へ!
掲載日:2024年07月10日
JA新潟かがやき五泉アグリセンターや五泉市、新潟農業普及指導センターなどで構成する五泉市農林業推進協議会は、異常高温による米の品質低下を防ごうと、追加穂肥の施用を呼びかけています。
生産者の目に留まるように、「高温時は出穂3日前迄に穂肥の施用実施!」と書かれた黄色いマグネットシートをJAや県、市、土地改良区、NOSAIの社用車計15台に貼り、市内を巡回しています。
また、同様の文言が書かれたポケットティッシュを2000個用意し、五泉市内のJA施設を訪れた組合員に配布して追加穂肥の実施を呼びかけます。
令和5年産米は異常高温により、新潟県内全域で米の品質が大幅に低下。同市でも高温とそれに伴う後期栄養不足などにより白未熟粒が多発しました。これまで追加穂肥は異常高温時の緊急対策として行ってきましたが、今後は毎年高温になることを想定して施肥設計を行っていく必要があります。
新潟農業普及指導センターの担当者は「今年も暑い夏が予想されているため、生産者の皆さまに追加の穂肥を実施して後期栄養の確保に努めていただき、五泉市産米の品質のV字回復を目指していく」と話していました。同市では今年度産コシヒカリの1等米比率90%以上を目標に掲げています。
(2024年07月10日時点の情報です)