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ブドウのトップバッター「デラウェア」出荷始まる
掲載日:2024年07月11日
新潟市南区白根地区で、ブドウの中で最も早い品種「デラウェア」の出荷が7月10日から始まっています。デラウェアは同地区の新飯田地域で生産しており、ハウス栽培から露地栽培まで、8月中旬頃まで出荷が続きます。
今年は、目立った病害虫の被害もなく順調に生育が進み、着色や糖度についても良い出来となりました。しろね果樹部会ぶどう専門部では今年、15人がデラウェアを生産しており、7800キログラムの出荷を計画しています。
出荷を目前に、同部会は7月5日、同区のJAフルーツフラワーしろねで目合わせ会を開き、生産者やJA担当者など10人が集まりました。新潟農業普及指導センターは今後の管理や高温対策について説明。JA担当者は出荷方法や留意点について話しました。その後、参加者全員でサンプル品を確認し、高品質なデラウェアを出荷するための意識統一を図りました。
同地域におけるデラウェア生産の歴史は古く、露地栽培は戦前、ハウス栽培は約50年前に始まりました。近年はブドウ品種の多様化に伴い、デラウェアの生産量は年々減少しています。同センターの販売担当者は「年々、シャインマスカット等への改植により生産量が減少しているが、甘みとほどよい酸味を合わせ持っている、さっぱりとした味わいのデラウェアは根強い人気がある。生産者が一生懸命に作ったおいしいデラウェアを消費者のもとへ届けられるように、販売に努めていきたい」と力を込めます。
(2024年07月11日時点の情報です)