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全国最大の産地でアザレア出荷最盛期

掲載日:2025年03月06日

新潟県が国内生産量の約9割を占めるアザレアが出荷のピークを迎えています。出荷は10月から始まり、4月中旬まで続きます。新津花き総合センターが事務局を務める新潟県花き出荷組合では、1年間で35,000ケース(1ケース5~11鉢)の出荷を見込んでいます。

県内でも秋葉区と南区が主な産地です。同出荷組合では生産者20人、約4haで栽培しています。3月は卒業式や入学式用に需要が高まる時期です。

アザレアは、日本のツツジがヨーロッパで室内観賞用に品種改良されたもので、明治後期に日本に輸入され、その後栽培が盛んになりました。自然開花期は3~5月で、秋~冬に出荷されるものは、冷蔵処理後に温室で促成栽培を行い、開花調整を行っています。花色は赤や白、ピンクが中心で、鮮やかなものから淡いものまであり、花の形も一重や八重、フリルの入ったものなど種類が豊富で、豪華さもあります。新潟県や育種家により、育種も盛んです。

50年以上アザレアを育てている五十嵐宝花園の五十嵐さんは、「購入していただいてから1週間くらいで花が咲くように出荷している。玄関などの涼しいところに置き、1週間に1回程度水やりをすると次々につぼみが咲く。花が終わったら大きい鉢に植え替えれば、数年楽しめるので長くアザレアを楽しんで欲しい」と話しています。

多くは北海道から広島県までの県外に出荷されますが、同区の道の駅「花夢里にいつ」では、4月2日まで、アザレアまつりを開催中で、多種多様なアザレアを購入することができます。

参考情報

(2025年03月06日時点の情報です)

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