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日本なし・西洋なし合同出荷反省会を開催

掲載日:2025年02月12日

JA新潟かがやきしろね果樹部会日本なし専門部と西洋なし専門部は、2月4日、新潟市南区で「日本なし・西洋なし合同出荷反省会」を開き、生産者、市場関係者、JA職員などの関係者約120人が出席しました。

しろね果樹部会の遠藤茂部会長は「西洋梨は作が悪く、出荷前に心配されることも多くあったが、おおむね計画通りの数量を出荷することができ、みなさんの協力のおかげで販売も健闘した。近年、日本梨は比較的好調だが、西洋梨については種々の課題があり、部会として方策を考えていくので、ブランド化してきた『ル レクチエ』をこれからも安心して出荷していただきたい」とあいさつしました。

2024年日本梨の販売実績は、販売数量1796t(前年比130%)、販売金額8億335万円(前年比131%)、キログラム単価447円(前年比101%)と前年を上回りました。一方、西洋梨(ル レクチエ)は、共販の合計で販売数量162t(前年比86.4%)、販売金額1億4172万円(前年比92.8%)、キログラム単価が874円(前年比107.2%)となりました。

新潟県農林水産部経営普及課が「セイヨウナシ褐色斑点病多発におけるアンケート調査結果と次年度対策について」と題して講演を行いました。213人の生産者が協力した昨年のアンケート結果と2024年の気象条件をもとに、防除の効果を高めるポイントを説明。2015年のセイヨウナシ褐色斑点病多発生時に作成した対策を強化する形で、タイミングを見極めた死角のない薬剤防除と、越冬病原菌密度を下げるための耕種的防除を基本として、気象や生育に応じた感染リスクの考え方や、病原菌が残留する枝や落葉の防除方法など、計13点の対策を示しました。

市場関係者は「『ル レクチエ』は新潟県にしかない産品だ。他の産地がまねできないということはブランド力に直結する」と新潟産西洋梨の販売に意欲を見せ、「しろね果樹部会からは、正確な出荷予定数を伝えていただいた。今後も継続して情報をいただくことで、販売単価に結びついていく」と引き続き情報提供の必要性を呼びかけました。

生産者からは、西洋梨のPR方法について、日本梨「新高」「あきづき」の出荷期間について、他県でのカメムシ発生の状況、西洋梨ギフトの取り扱いなど、市場関係者や関係機関への質問が相次ぎました。

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