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阿賀・阿賀野和牛改良組合が分水地区の牛舎を視察
掲載日:2024年11月27日
阿賀・阿賀野和牛改良組合は、11月27日、合併により同じ管内になった燕市分水地区にある清水ファームを視察しました。参加したのは、同組合の組合員10人と新潟県農業普及指導センター、JA職員です。
清水ファームは粗飼料自給率が100%で、手作りのハウス牛舎を利用した低コストの和牛繁殖経営を行っていることが特徴です。清水ファームの代表は視察団を前に、10年前に1頭の牛を飼うことから始め、普及指導センターやJAの勧めで繁殖経営を目指したことなどを説明しました。
続いて、清水専務が牛舎と堆肥舎を案内しました。牛舎などの施設は単管パイプや農業用ハウス資材を使い、清水専務が自ら建てて増棟したことを説明。飼料用イネと牧草を生産し、収穫後はWCS(ホールクロップサイレージ)として発酵させて牛に与えていることも紹介しました。参加者は、ハウスの換気や防寒対策、クラウドを使ったデータ共有、堆肥、去勢について質問をしました。
参加者は「農業用ハウスを利用した牛舎に関心があり、初めて実際に見ることができました。ロールのまま飼料を牛たちの前に置くことで、給餌作業の手間を省き、効率的に作業を進める方法に興味を持ちました」と視察の成果を話しました。
2022年に合併してJA新潟かがやきとなって、同じ管内になったこともあって同組合は清水ファームを視察研修先として検討していましたが、コロナ禍のため視察が延期され、今回ようやく実現しました。
参考情報
(2024年11月27日時点の情報です)