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沖縄から食用菊産地視察研修を受け入れ
掲載日:2024年11月08日
更新日:2024年11月13日
JA新潟かがやきしろねかきのもと部会は、11月6日、沖縄市食用菊産地育成協議会の視察研修を受け入れました。参加したのは同協議会構成団体のJAおきなわコザ支店食用菊生産部会の部会員と同JA職員ら9人です。
今回の視察研修は、以前から東北などの食用菊産地視察を希望していたコザ支店食用菊生産部会の働きかけに対し、受入側JAが快諾したことで実現しました。昨年12月にJAおきなわコザ支店園芸生産部会の相談役が東京農業大学の知人に依頼し、JA新潟かがやきなどの紹介を受けました。
JA新潟かがやきしろね南アグリセンターの営農指導員らが白根野菜流通センターで出荷方法などを説明し、部会員とともに新潟市南区の露地栽培ほ場を案内しました。視察参加者からは、出荷基準や出荷時の梱包、開花時期を調整する「シェード」、露地での栽培方法などについて質問が相次ぎました。
JAおきなわ農業振興本部中部地区営農振興センター農産部野菜果実指導課の営農指導員は「品種の違いもあるが、栽培方法が全然違う。株間の取り方が沖縄では10センチぐらいだが、新潟では40~50センチぐらいある。害虫対策や風通しの面を含めて栽植密度を参考にしたい」と話していました。しろね南アグリセンターの営農指導員は「今回の視察研修を機に、今後は沖縄のJAや食用菊農家さんと連携して互いの食用菊産地を盛り上げていきたい」と期待を寄せました。
懇親会では、白根地区で栽培した「かきのもと(今井系)」を使ったゼリー寄せや押し寿司などを味わいながら意見交換を行いました。
新潟市南区白根地区は、新潟県内産の8割を占める生産量を誇る一大産地であり、出荷時期は5~12月です。一方、沖縄県では温暖な気候を活かして、新潟県や山形県などの食用菊産地が端境期となる1~4月に出荷しています。7日は、山形県内の食用菊生産地も視察しました。
参考情報
(2024年11月06日時点の情報です)