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原木しいたけの収穫最盛期
掲載日:2024年11月20日
五頭椎茸(ごずしいたけ)生産組合の原木しいたけが秋冬の収穫最盛期を迎えています。年間を通じて約13tを出荷しています。
新潟県特用林産振興協会が10月16日に開催した「第16回新潟県きのこ品評会」で、同組合の吉川清和さんが栽培した原木しいたけが奨励賞を受賞しました。吉川さんは農業大学校を卒業後、親元に就農して以来、原木しいたけを生産しています。
約5aの敷地内にある3棟のハウスに、長さ90cmに切りそろえられた原木が適度な間隔で並びます。穴をあけ種菌を埋め込んだ原木は8~9月頃まで熟成させ、その後、浸水作業を行うと2週間後から収穫が可能となり、休眠と収穫を繰り返しながら3年ほど使用します。しかし、2011年の福島第一原子力発電所事故以降、原木が調達しにくい状況が続いています。
新潟県によると2023年の生しいたけ生産量は2278.2tで、そのうち原木しいたけは28.5tと1.3%にも満たず、極めて希少です。
吉川さんは「秋から冬にかけてのこの時期が一番おいしい時期。希少な原木シイタケをひとりでも多くの人にぜひ味わって欲しい」と話します。肉厚で食感が良い「五頭椎茸」は、県内2市場を通じて地元のスーパーや道の駅あがのでも購入可能です。
参考情報
(2024年11月20日時点の情報です)