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発酵促進剤で堆肥のアンモニア濃度低下
掲載日:2024年09月02日
新潟市南区農業振興公社とJA新潟かがやきは8月28日、発酵促進剤を混ぜ込んだ堆肥の臭気検査を行いました。通常発酵の堆肥のアンモニア濃度が3.0ppmに対し、発酵促進剤を混ぜ込んだ堆肥は1.0ppmと、3分の1ほどに低下したことを確認しました。
発酵促進剤に含まれている乳酸菌と酵母が、臭いの原因の1つであるアンモニアを消費してアミノ酸に替えることから、アンモニア濃度が低下したと考えられます。
新潟市南区では、畜産農家から排出された堆肥を田んぼや畑へ散布し、資源として活用する資源循環型農業に取り組んでいます。
新潟市南区農業振興公社の担当者は「堆肥は作物の成長に繋がる大事な資源のため、地域の方々にはご理解いただきたいです。今後も試験を重ねて堆肥の臭気削減に取り組んでいきます」と話していました。
(2024年09月02日時点の情報です)