8月22日、五泉市女性農業者の集い実行委員会は、「五泉市女性農業者の集い」を五泉市福祉会館で開きました。同市で農業に携わる女性ら45人が参加。女性も農業経営者の一員であるという意識を持ちながら、学んだことを農業や生活に活かす目的で開催し、今年で19回を数えます。

集いは、同市や、同市の農業委員会、同市を管内とするＪＡ新潟かがやきなどが後援しています。開会に際し、酒井美奈子実行委員長は「女性農業者は大切な農業の担い手。どうしたら自分らしく輝けるのか、講演を聞き、仕事や生活の中で抱える思いを話したり聞いたりして楽しく時間を過ごし、明日からの原動力にしていこう」と呼びかけました。

新潟県十日町市に香川県から移住、就農し、現在はwomen farmers Japan株式会社代表取締役を務める佐藤可奈子さんが「いまこそ自分を『主語』に語ろう」と題して講演を行いました。講演では、農業に従事することになった経緯や会社設立までの挫折、チームの幸福感を継続するために日常的に取り入れている取り組みを紹介。佐藤さんは「『～したい』という気持ちを大切にしたい。自分の強みを発揮し、感謝で心を満たすこと。そして豊かな人間関係が幸福感につながる」と強調しました。

その後、グループに分かれ、対話型のワーク「知恵の車座」を行いました。

参加したＪＡ女性部五泉地区の松尾タカ子地区長は「自分の未来を豊かにするために悩みを話し合い言葉にすることで、前に進むことができると感じた。お金持ちではなく、『心持ち』になり、幸福感につなげたい」と参加した感想を話しました。

（2024年08月22日時点の情報です）