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小学生が茶摘みと手もみ製茶を体験

掲載日:2024年05月31日

更新日:2024年06月05日

新潟市立新関小学校の3、4年生21人は5月31日、かつて同市秋葉区小口地区で盛んだった茶摘みと手もみ製茶を体験しました。あいにくの雨天の中、児童らは「小口手摘製茶法伝承の会」メンバーらなどの指導を受けながら、茶葉の新芽「一番茶」を5キログラム摘み取りました。

同地区では、明治時代から昭和初期にかけて、手もみ製法による茶葉生産が盛んに行われていましたが、稲作や石油開発などの他産業の発展に伴い衰退し、23戸あった茶農家は全て廃業しました。先人の苦労や製茶の技術を継承することを目的に立ち上がった同会は、25年前からわずかに残る茶畑で、毎年同校の茶摘み・製茶体験を受け入れており、児童らは体験を通して地域の歴史・文化に触れています。4年生は昨年も茶摘みを体験しており、3年生に茶葉の摘み方を教えてから来たといいます。

児童らは「茶摘み」の歌を歌いながら1時間ほどかけ手摘みを楽しみました。摘み取った茶葉は60秒間蒸気で蒸し、その後、茶葉を乾燥させるために炭火で温められた「焙炉(ほいろ)」の上で茶葉を揉みました。

お茶は完成後に学校へ届けられ、児童が自分で摘んだお茶を味わうほか、小学校の来客用にも使用される予定です。

同会世話人は「昔は小口がお茶の産地であったことを子どもたちに知ってほしいという思いで体験を受け入れている。これからも学校との繋がりを大切にしていきたい」と話しました。

(2024年05月31日時点の情報です)

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