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農林水産省が新潟市西区の生産法人と意見交換
掲載日:2024年05月29日
農林水産省は5月24日、新潟市西区の農業生産法人㈱サンクスファーム黒鳥を訪れ、意見交換会を行いました。同省では水田農業における需要に応じた生産・販売を推進するため、毎年、全国の各産地に出向いて意見交換を行っています。
意見交換会には同省本省と同社の他、北陸農政局、同局新潟県拠点、JA新潟かがやきが出席しました。同省は「産地・銘柄によっては、近年の中では比較的不足感が生じている状況になっている。2024年産に向けては各産地・銘柄ごとの在庫量や販売動向等を踏まえて、需要に応える生産・販売が行えるように営農計画を検討してほしい」と求めました。
同社は「地域の農家の離農が進んでいる。そのため当社の経営面積は増えているが、今の設備では限界があり、新たに設備投資をしていかなければいけない。そのためには米価や補助金が付いていかないと難しい」「法人だけでなく個人経営の農業者に対し、補助をより手厚くしてもらえれば、個人での大規模経営も可能になるのではないか」と主張しました。JAの担当者は「今年度から米穀部を立ち上げた。合併メリットを活かし、需要に応じた生産を一層推進していきたい」と話しました。
意見交換会終了には、畑地化促進事業(国支援事業)を利活用した同社のタマネギとエダマメのほ場視察も行いました。
参考情報
(2024年5月29日時点の情報です)