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岩室小5年生が副会長の田んぼで稲刈りとはざかけ体験
掲載日:2025年10月20日
新潟市立岩室小学校の5年生16人が、9月30日、新潟市西蒲区で稲刈りとはざかけを体験しました。会場はJA経営管理委員会の遠藤副会長が所有する圃場です。

同区夏井地区には、秋になると稲穂がはざ木にかかる美しい景観が広がり、写真を撮影する人なども多く訪れる「夏井のハザ木並木」があります。夏井自治会は、地域の宝である「はざ木」のある農村風景を守り続けています。毎年地区の子ども会とともに行ってきた恒例行事の稲刈りとはざかけを、今年は岩室小学校から要望があり、同校の校外学習と連携して実施しました。総合的学習の一環として小学生が参加し、保護者や地域ボランティア、JA職員ら約30人が見守る中、児童らは春に自ら田植えをした稲を収穫しました。

児童の多くは家業の手伝いで田植えや稲刈りの経験がありますが、手刈りやはざかけは初めてで楽しみにしていたといいます。JA岩室アグリセンターの丸山センター長から鎌の使い方を教わった後、手際よく協力しながら作業を進めました。稲を刈り取るだけでなく、束ねる工程にも挑戦し、束ねた稲をはざ木に掛けました。

はざ木にかけた稲は2週間ほど天日で干し、収穫した米は授業参観で保護者向けに販売するほか、地元商店と連携して弁当作りにも活用する予定です。

遠藤副会長は「文化の継承という意味でも、地域と学校、JAが協力して取り組むことに意義がある」と話しています。参加した児童からは「おいしいお米ができるのが楽しみ。稲刈りは難しかったけれど楽しかった」と笑顔がこぼれました。
参考情報
(2025年09月30日時点の情報です)