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新潟市長がイチジク団地と集荷場を視察
掲載日:2025年10月14日
中原八一新潟市長は、10月9日、新潟市西蒲区のいちじく団地と集荷場を視察しました。出荷の最盛期を迎えた産地の現場を直接確認することで、生産者を支援し、園芸産地づくりの取り組みを一層推進することが目的です。

視察先は、JA新潟かがやきが事業主体として整備を進めた馬堀(巻地区)のいちじく団地。JA営農部の五十嵐部長が、いちじく部会の鈴木部会長、生産者の梨本さんらとともに、誘引や剪定などの作業や団地の運営状況を説明しました。中原市長は、1本の木から得られる収量や防鳥網の設置状況、栽培で直面する苦労点について質問し、すべて手作業で行われている点にも関心を寄せました。JAのブランドいちじく「越の雫」を試食し、「ほどよい甘みとつぶつぶの食感で、香りが良い」と笑顔で生産者らに伝えました。

続いて、同区内にあるJAの集荷場も視察。鈴木部会長が、集荷場で行う検査を説明し、JA直売所「ファーマーズ・マーケット いっぺこ~と」でジェラートに加工し販売する取り組みも紹介しました。

市長は「いちじくも団地化が進み、おいしいいちじくがたくさん取れるようになった。県内はもとより県外の人にも、新潟市産のいちじく『越の雫』を味わってほしい」と話しました。米だけでなく園芸を加えることで生産者の収益が向上するとの見解を示し、今後も園芸振興の支援を継続する意向を示しました。

JAのいちじく生産は、県内出荷量の約8割を占めています。馬堀の他に2か所団地があり、新規作付け希望者を対象に「いちじく塾」を開催し生産者育成にも力を入れています。
参考情報
(2025年10月09日時点の情報です)