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首都圏の消費者と生産者が交流 稲刈り
掲載日:2025年10月07日
パルシステム生活協同組連合会の産地交流ツアー「お米のふるさと“ささかみ”に来てくんなせ~!」稲刈り編に、首都圏からパルシステム組合員45人が参加し、9月27日から1泊2日で阿賀野市笹神地区を訪れました。1978年から続く消費者と生産者の直接交流事業で、生産者約40人と交流を図りました。

会場は、JA新潟かがやきささかみライスセンター前の圃場です。5月の同ツアーで田植えを行った後、圃場を管理してきたエコファームささかみ株式会社の一ノ瀬専務取締役は「今年は、猛暑や雨が全く降らない日が続くなど、農業の難しさを感じる年だった。ツアー圃場は用水から水を得ることができ、猛暑の影響を避けることができた」と参加者に向けて説明しました。

同JAささかみアグリセンター職員の高山係長が鎌の使い方と刈り方を説明し、参加者全員で有機栽培のコシヒカリを手で刈り取りました。参加者は刈った稲を藁で束ねる作業にも挑戦し、生産者が手伝う姿も見られました。コンバインでの脱穀を間近で見た後、用意した昔ながらの脱穀や籾摺り、精米の道具を使いJA職員が白米になるまでの過程を説明しました。

横浜市から参加した小学5年生は「3日前に学校田で稲刈りの授業があって予習してきた」と話し、一緒に参加した父親は「昨年参加した稲刈りツアーで、新米コシヒカリがとてもおいしかったことを覚えていて、家族全員一致で今年は田植えと稲刈りの両方に参加した」と話しました。

翌日は、工作や縄綯いなどの体験を行い、同JA女性部が昼食として用意した手作りお弁当を食べながら交流を深めました。

参考情報
(2025年09月25日時点の情報です)