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越王おけさ柿生産者大会 今年は過去最高を上回る販売金額見込む
掲載日:2025年09月30日
新潟市西蒲区巻地区で生産される「越王(こしわ)おけさ柿」の出荷が10月6日から始まります。「越王おけさ柿」はJA佐渡に次いで県内2位の出荷量を誇ります。昨年の販売金額は過去最高の8億3,700万円を記録し、今年は昨年を上回る9億4,000万円を見込んでいます。
出荷数量は平核無、刀根早生、朱鷺乙女の3品種あわせて2,350トン(前年比109.7パーセント)を計画しています。今年は着果量が平年より多い一方、大玉だった昨年と比べてやや小玉傾向です。高温・渇水の影響により日焼け果がやや多いです。
JA新潟かがやきは9月25日、出荷開始を目前に「越王おけさ柿生産者大会」を開催しました。生産者をはじめ、JA役職員、全農にいがた、市場関係者、行政関係者など約80人が出席しました。
大会の前に、生産者団体代表者や関係者が西蒲原郡弥彦村の越後一宮「彌彦神社」を参拝し豊作と高値販売を祈願したあと、ほ場を視察し生育状況を確認しました。

大会では、同JAの遠藤一雄経営管理委員会副会長が「生産者は高温・渇水で管理に苦労したと思う。おそらく今年は柿も高値で推移すると思うので、これからの販売に期待したい」とあいさつしました。巻農業普及指導センターは生育状況について説明し、JA全農にいがたは県全体の今年産取扱計画や他産地の状況、有利販売を行うための取り組みについて説明しました。

市場関係者らは「柿はスーパーで“映える”のでバイヤーも楽しみにしている」「少しでも高く販売できるように生産者には適期収穫をお願いしたい」などと話しました。
参考情報
(2025年09月30日時点の情報です)