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五泉市で20回目の女性農業者の集い
掲載日:2025年08月28日
五泉市女性農業者の集い実行委員会は、8月22日、「2025五泉市女性農業者の集い」を五泉市福祉会館で開きました。同市で農業に携わる女性ら55人が参加。女性も農業経営者の一員であるという意識を持ちながら、学んだことを農業や生活に活かす目的で開催し、今年20回目を迎えました。

五泉市や、同市の農業委員会、同市を管内とするJA新潟かがやきなどが後援し、2部構成で行われました。開会に際し、酒井実行委員長は「女性農業者は大切な農業の担い手。農業経営や日々の生活に役立つ知識や技術を学びましょう」と挨拶しました。
第1部では、新潟農業普及指導センターの竹内指導員が「野菜の暑さ対策や栽培方法の悩みについて語ろう」と題して講演。高温時の農作物等について、地温や気温の温度管理やかん水のポイント、遮光・遮熱資材や換気の工夫について解説しました。台風によるフェーン現象発生時の気温・地温管理やかん水の効果について、グラフを用いて説明。「1日の地温を抑えるには朝かん水をすることが望ましい」とアドバイスしました。
また、病害虫被害の発生要因やリスク管理、殺菌剤の予防・治療効果についても説明。今年は雨が少なく暑い日が続いたためにハダニが多発したことを挙げ、殺菌剤による病害虫防除の重要性や、散布時期の大切さを強調しました。
第2部では「輝く元気を手に入れるため」と題し、不死鳥道場の塚野真一さんが講演。農業者特有の肩こりや腰痛の改善に効果的な運動やストレッチを実演し、「日ごろ使わない筋肉を動かし、使うことが大切」と呼びかけました。参加者は「体が温かくなり、じんわり汗が出てきて気持ちよく行えた」と笑顔で話しました。

閉会にあたり、熊倉副実行委員長は、「農業において暑さ対策は欠かせません。今日学んだことを活かし、心も体も健康に、五泉大好き!農業大好き!で頑張りましょう」と呼びかけ、集いを締めくくりました。
(2025年08月22日時点の情報です)