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夏期品質・収量向上推進大会で意思統一図る
掲載日:2025年07月10日
JA新潟かがやきは7月8日、新潟市秋葉区で新津さつき地区の「令和7年産米夏期品質・収量向上推進大会」を開きました。生産者、関係機関やJA職員ら約120人が参加し、本年産米の品質・収量向上について意思統一を図りました。

長澤義弘営農経済担当常務理事は冒頭の挨拶で、「本年産米については、出荷契約時にJA独自に仮渡金目標額を示してJAへの出荷結集に向けた契約数量の上積みを依頼し、昨年の集荷実績以上の出荷契約をいただいた」と生産者へ感謝を示しました。また、「先般の米卸業者への訪問で出荷農家の皆さまにお示しした目標額についても一定の手応えが得られた。農家の所得向上のため、さらなる販売努力を続けるので、JA出荷をお願いしたい」と呼び掛けました。
研修では、営農部の高橋清一営農技術顧問が「令和7年産米今後の栽培管理について」と題して説明。これまでの生育状況について、「5月の日照不足や天候不順が影響し、初期の生育量は緩慢に推移したが、6月下旬に草丈が急伸長し、長草型の稲姿となった。しかし、茎数が少なく、穂数不足が懸念される」と解説。今後の栽培管理として、「穂肥診断を実施した上で穂肥を適切に施用し、後期栄養の確保と倒伏防止対策を徹底してほしい」と呼び掛けました。

その後、三条市で特定米穀の卸売りを主に手掛けている株式会社ニシカタヤの小林正志専務取締役が、長年の米業界での経験から米の流通情勢について講演しました。

参考情報
(2025年07月10日時点の情報です)