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若手指導員が稲作初心者向けに「稲作アカデミー」開催
掲載日:2025年05月29日
JA新潟かがやき五泉アグリセンター(五泉市)は、昨年から主に水稲生産の初心者向け講習会として「五泉稲作アカデミー」を始めました。同センターでは、重点技術の指導会は毎年行なっていましたが、栽培経験の浅い生産者を対象とした稲作栽培の初めから終わりまでを通した内容の講習会がなかったため、アカデミーを企画しました。講師も若手の農業普及指導センター職員とJA営農指導員が務めることで、指導力の向上も目的としています。

5月23日、今年度初回のアカデミーを開講し、五泉市内の生産者6人が参加しました。新潟農業普及指導センターの職員が育苗~田植え後の生育状況や今後の管理について講習。その後、同JA五泉アグリセンターの営農指導員が、中干し・溝切りの重要性、具体的な手順、中干し後の水管理、ケイ酸資材散布のメリットなどについて説明しました。参加者は熱心に話を聞き、積極的に質問していました。

7年前から本格的に稲作を始めたという参加者は「親や地域の人からしか技術を教えてもらったことがなく、近年の異常気象の中で稲作を行うには、改めて基本的な知識を身に付ける必要があると感じて受講した。“なんとなくで作る”ということを無くしていきたい」と話していました。
アカデミーは今後、穂肥施用、収穫前、収穫後の時期に開催する予定。JAの指導員は「参加者の技術向上に繋がれば、指導員として冥利に尽きる。今後の営農に貢献できるよう、精一杯努めたい」と気を引き締めます。
参考情報
(2025年05月29日時点の情報です)