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阿賀町で雪下ニンジン出荷本番
掲載日:2025年03月19日
更新日:2025年03月21日
2025年03月24日
新潟県東蒲原郡阿賀町で、雪下ニンジンの出荷がピークを迎えています。同町では今年、例年の2倍の積雪があり、収穫・出荷が1か月ほど遅れていましたが、融雪により3月はじめから出荷量がまとまってきました。今年は大ぶりで形も良く仕上がっています。

JA新潟かがやき奥阿賀野菜生産組合では例年6トンを出荷していますが、昨年は猛暑の影響で1.8トンと大幅に落ち込みました。今年は昨年の課題を踏まえて、生産者が降雨予想に基づき播種のタイミングを見極め、かん水も徹底したことで、発芽率が向上しました。今年は生産者6人で60アールを作付し、4月上旬までに10トンの出荷を目指します。
同町の雪下ニンジンは、みずみずしくて雑味・えぐみがなく、糖度以上に甘さを感じられ、歯ざわりが良いのが特徴です。スコップで掘るのでニンジンを傷つけないように細心の注意を払い、一つひとつ手作業で丁寧に収穫しています。

同組合の渡部悦男組合長(公益財団法人上川農業振興公社事務局長)は「雪を掘るのが大変だが、雪の中にいる期間が長かった分甘いニンジンになっている。味噌とマヨネーズを付けて生で食べるのがおすすめ。火を通すとさらに甘みがわかる」とアピール。JA阿賀アグリセンター担当者の杉崎和也さんは「雪下ニンジンは非常に人気があるので、生産者や出荷量が増えるように努めていきたい」と意気込みます。
雪下ニンジンはJAの農産物直売所「ファーマーズ・マーケット いっぺこ~と」(新潟市西区)でも購入することができます。

参考情報
- 大雪で遅れも…“雪下にんじん”の収穫始まる!生育順調で大きさ・味も平年並みに「とても甘いので一度生でかじってみて」 新潟・阿賀町 | 新潟ニュース NST
- UX新潟テレビ21 | 大きさも上々!雪下で冬を過ごした『雪下にんじん』収穫が最盛期【新潟・阿賀町】
- 「雪下ニンジン」寒さ耐えて出来上々、雑味なしの甘み増し増し! 新潟県阿賀町で収穫がピーク | 新潟日報デジタルプラス
(2025年03月19日時点の情報です)