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切花チューリップ出荷最盛期へ

掲載日:2025年01月29日

新潟県が日本一の出荷量を誇る切花チューリップが出荷最盛期を迎えています。JA新潟かがやき「かがやき切花部会」は、新潟市南区白根地区や秋葉区、西区五泉市の生産者で構成されています。同部会チューリップ専門部では150品種年間約500万本のチューリップを生産し、中でも新潟市南区白根地区は県内出荷量の約6割を占める一大産地です。

出荷は10月末から始まり、クリスマスや年末に向けて12月末も出荷量が増え、卒業式や歓送迎会などで需要が高まる3月に向けて、1月下旬から出荷最盛期となります。

同地区のハウスでは、球根ごと引き抜く収穫作業に続き、出荷に向けて球根部分を切り長さを揃えます。切花チューリップは根元から蕾の先まで40~50センチメートル程度で、蕾の大きさを含め全体的なバランスの良さが求められます。この時期に収穫するチューリップの球根はオランダから輸入したもので、昨年はオランダでの天候不順により球根の値段が上昇しました。

同専門部の荒井勝利専門部長は「手元に届いた時、緑の固い蕾の状態であれば、一度暖かい部屋で咲かせ、玄関など涼しいところに飾ることで花もちが良くなる」とコツを紹介し、「水やりやハウスの温度調節などに気を付けて育てたチューリップを、できるだけ長い期間楽しんでもらいたい」と話します。

同JAの集出荷施設「フルーツフラワーしろね」の切花担当者は「1月31日はアルファベットの『I(アイ)』と『31(サイ)』の語呂合わせで『愛妻の日』と記念日登録されている。さらに、バレンタインや歓送迎会など、大切な人へのプレゼントにはぜひチューリップを贈って欲しい」と話します。

チューリップは「新潟県の花」や新潟市の「市花」に制定され、「新潟市の食と花の銘産品」にも指定されています。

参考情報

(2025年01月29日時点の情報です)

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