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砂丘地すいか高品質生産品評会表彰式を開催

掲載日:2025年01月17日

更新日:2025年01月17日

新潟砂丘地園芸振興協議会は1月15日、新潟市西区のJA全農にいがたで「令和6年度新潟砂丘地すいか高品質生産品評会」の表彰式を行い、生産者や関係者合わせて約50人が出席しました。JA新潟かがやき管内からは4人、JA新潟市管内からは1人が表彰を受けました。

品評会は産地の振興と品質確保に向けた栽培技術向上を目的に毎年開いてます。2024年度の審査対象となった農業者は「全作型高品質果実出荷実績の部」が131人、「ハウス作型高品質果実出荷実績の部」が56人。審査は総出荷玉数基準を満たした出品者の出荷実績を基に、等級と玉肥大について総合点を算出し、10アール当たりの玉数基準を満たす出品者の順位を出しました。最終審査は、昨年10月29日に市およびJA担当者立ち合いのもと審査員4人が実施し、出荷玉数に応じて受賞者を決めました。

審査講評で後藤和義審査委員長(県農林水産部経営普及課農業革新支援担当)は「近年、気象の変動が大きく、過去に経験のない条件となることも多い。気象に敏感に反応するスイカ栽培では、観察力と対応力が必要となる。上位入賞者は生育に合わせて駒管理をしており、草勢が収穫期まで維持されたので、玉肥大・果形・揃いが良好になったと思われる」と講評しました。

新潟県知事賞と新潟市長賞を受賞した山川豊昭さんは「高品質なスイカを生産するため、根がしっかり張るように育苗段階から生育ステージに応じて換気や水管理を行っている。また、若手生産者の育成に努めており、以前研修で鳥取県の生産者から学んだことを、次世代に伝えていきたい」と話しました。

表彰式後には、砂丘地園芸研修会を開き、明治大学農学部黒川農場アグリサイエンス研究室の岩﨑泰永教授が「すいかの光合成と分配・植物生理に基づいた環境変化に打ち勝つすいかづくり」と題して講演を行いました。

受賞者

【全作型高品質果実出荷実績の部】

▽新潟県知事賞
山川豊昭(JA新潟かがやき)

▽全国農業協同組合連合会新潟県本部長賞
髙杉健司(JA新潟かがやき)

▽新潟砂丘地園芸振興協議会会長賞
阿部浩行(JA新潟市)
中野友和(JA新潟かがやき)

【ハウス作型高品質果実出荷実績の部】

▽新潟市長賞
山川豊昭(JA新潟かがやき)

▽新潟砂丘地園芸振興協議会会長賞
髙杉和隆(JA新潟かがやき)

(2025年01月15日時点の情報です)

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