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阿賀・阿賀野和牛改良組合が分娩間隔の部で表彰組合に決定

掲載日:2024年12月26日

阿賀・阿賀野和牛改良組合が、公益社団法人全国和牛登録協会の2024年度認定和牛改良組合表彰の「分娩間隔の部」で表彰組合に決定しました。同組合の表彰は2021年、2022年に続き3回目。県内にある和牛改良組合は5組合あり、3回の表彰は新潟県内では初の快挙です。

表彰組合の決定は、同協会の「認定和牛改良組合および育種組合表彰規程」並びに和牛改良組合強化委員会の推薦に基づき決定しました。選定条件は、2023年度改良組合実績報告調査に基づき、組合内供用中雌牛の分娩間隔の平均値が全国の上位15組合に入ることです。全国には2024年3月現在で441の和牛改良組合があり、その中で、同組合の短い分娩間隔が高く評価されました。分娩間隔の全国平均は405日で、県内の平均は409日ですが、11軒が加入する同組合での平均は385日です。

分娩間隔が短いことは、雌牛の繁殖能力が高いことを示しており、年間により多くの子牛を生産することが可能だ。その結果、子牛の販売機会が増え、収益の向上が見込まれる。繁殖効率が高いことを示す重要な指標です。

12月20日に同組合の副組合長ら3人が阿賀野市の加藤博幸市長を表敬訪問し、表彰を報告するとともに、「阿賀野市和牛繁殖農家緊急支援事業」へのお礼を伝えました。同事業は経営継続を支援するため、要件を満たす和牛繁殖農家に補助金を交付するもので、3月31日まで申請を受け付けています。

加藤市長は「子牛市場の暴落や配合飼料価格の高騰など、厳しい状況が続いています。緊急支援的なものではあるが、少しでも役立ててもらえば」と話しました。副組合長は「お互いの牛舎を視察し、組合員同士で情報交換を行っています。若い組合員が増えている中で、ベテランの方々との連携が重要です。私はその橋渡し役として、共に改良を進めていきたい」と話しました。

25日には組合長ら4人が阿賀町の神田一秋町長を表敬訪問し、同組合の表彰を報告しました。

参考情報

(2024年12月25日時点の情報です)

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