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有機栽培米コシヒカリを学校給食に提供
掲載日:2024年12月13日
新潟県五泉市は、農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」を踏まえ、有機農業を地域ぐるみで取り組む産地「ごせんオーガニックビレッジ」として有機農業を推進しています。同市は産地づくりの取り組みの一つとして、有機栽培で収穫されたコシヒカリを全量学校給食で提供しています。12日は、五泉市立橋田小学校で、児童と生産者や五泉市長、JA新潟かがやきなど関係者で有機コシヒカリの実食会を開催しました。
同市では、今年度から4人の農業者が有機農業による産地づくりを進めており、12月2日から年内中に同市小・中学校全13校の学校給食への提供を予定しています。給食を通じて子どもたちや保護者に有機農業の認知度向上を図ることが目的です。
給食を食べた同校5年生の児童は「ご飯はもちもちしていておいしい。ご飯と鮭、のりを一緒に食べると合う」と話しました。有機栽培メンバーの一人は、「子どもたちには誰が生産しているか、誰が食事を作ってくれているかを知って、感謝して食べてほしい。今後も五泉市の有機農業に協力していきたい」と話しました。
同市では実証結果をとりまとめた五泉市版有機農業栽培マニュアルを作成することにより、有機農業の取り組み拡大や新規取り組み者の確保を図りながら、持続可能な農業の確立を目指していきます。
(2024年12月12日時点の情報です)