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高校生が育てた豚を出荷
掲載日:2024年11月25日
新潟市北区にある敬和学園高校の2年生が、11月21日、育ててきた豚を出荷しました。JA新潟かがやき管内の養豚農家が生後4か月だった2頭の豚を9月に貸し出し、命について考える授業の一環で学年プログラムとして生徒が2か月間育ててきました。
同校で豚を育てる取り組みは、2017年に続き2回目。子豚を貸し出したのは、新潟市南区白根地区の養豚農家です。「生徒がよく世話をしたからだと思うが、豚が人に慣れている。気温が高めだったこともあり大きく育った」と出荷する豚を確かめました。
豚を育てることを学年プログラムに取り入れた目的について、2年生を担任する先生は「他の命によって、自分の命が生かされていることを学んでほしい」と話しました。
育ててきたのは2年生170人と学生寮に住む生徒です。手作りの豚舎清掃と水やりを1日2回行い、給食の残渣や野菜くずを与えるなど、当番制で全員が世話をしました。9月に60kg程度だった2頭は2か月で120~150kgほどに成長し、無事出荷を迎えました。
2頭は生徒らに見守られながら運搬車に乗り、同校を後にして出荷先へ向かいました。学生寮に住む1年生の生徒も出荷が今日と聞きつけ駆けつけました。見送った2年生の生徒は「命をいただくということを実感した。これから食べる時は豚肉を残さないようにする」と話しました。
参考情報
(2024年11月21日時点の情報です)