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JAが栽培支援するタマネギの定植開始
掲載日:2024年10月24日
JA新潟かがやきは、県園芸振興基本戦略によりJA全農にいがたが重点品目に位置付けているタマネギの導入を管内の生産者へ進めています。管内全域で作業機械を共同利用する体制を運用し、機械化一貫体系の拡大に取り組んでいます。
今年は10月15日から定植作業がスタートしました。定植はJAが導入した乗用型全自動タマネギ移植機を使い、JAのオペレーターが定植作業を行っています。歩行型移植機に比べると半分以下の作業時間で定植できます。
定植用のセル苗も主にJAで育苗し、生産者に供給しています。JAが育苗を行うことで9月の稲刈り時期に生産者が育苗作業を行う必要がないため、生産者にとって園芸導入や面積拡大がしやすくなっています。
新潟市西蒲区の山島生産組合では、21日と22日の2日間、水田転作ほ場およそ1.3ヘクタールにタマネギの苗を定植しました。同組合では、一部のほ場においてタマネギの作付けが今年で3年目になることから、地力を高めるために初めて緑肥(ソルゴー)を導入しました。他地区では緑肥を入れたことで排水不良の改善や玉肥大が良好になった事例もあり、JAや農業普及指導センターが導入を勧めました。
営農部営農企画課の担当は「現場指導員向けのマニュアルを作成し、各地区の担当職員が栽培指導の統一化を行えるようにしたことで、良品質生産につながれば」と気を引き締めています。
JAによると2024年産は35戸がおよそ12ヘクタールを作付けし、来年6月の収穫に向けて栽培指導を進めていきます。
参考情報
(2024年10月24日時点の情報です)