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うたたねいもジェンヌ誕生!学生発・新感覚リキュール
掲載日:2025年12月18日
高野酒造株式会社(新潟市西区)は12月13日、同区ブランドサツマイモ「いもジェンヌ」を使った日本酒リキュール「うたたねいもジェンヌ」を試験販売しました。開発には新潟大学大学院自然科学研究科で「食づくり実践型 農と食のスペシャリスト養成プログラム いもジェンヌプロジェクト」を履修する菊池さん、横田さん、古林さんら女子学生5人が参加しました。新潟市西区農政商工課やJA新潟かがやきにいがた西アグリセンターも協力し、約1年半かけて完成させました。

学生たちは「大学がある西区の特産品で酒を造りたい」と企画しました。いもジェンヌの収穫体験後、高野酒造を訪れた際、三巻敦司通販事業部長と意気投合したことがきっかけとなりました。学生が企画を提案し、味や製造方法について高野酒造と相談しながら開発しました。試作段階での評価にも加わり、率直な意見を出し合い改良を重ねました。商品名やラベルデザインにも学生の意見を反映しました。ラベルは「いもジェンヌちゃん」をデザインしたあだちあさみさんが、学生のアイディアをもとに手がけました。
同社は学生の卒業に間に合うよう開発を急ぎ、瓶詰作業は液体の粘性が高いため機械化できず、今回は手作業で対応しました。12月、JA直売所「ファーマーズ・マーケット いっぺこ~と」での「いもジェンヌまつり」で試験販売しました。菊池さんは「卒業後、新潟県を離れるメンバーもいるが、卒業前に形に残せてうれしい」と語りました。
三巻部長は、試験販売の状況を見て今後は通年でのネット販売も検討すると話しました。
「うたたねいもジェンヌ」は500ml入り2,000円(税込)です。飲む前によく振るのがポイントです。横田さんは「そのままはもちろん、牛乳割りや温めてもおいしい」と話し、古林さんは「日本酒が苦手な人でも飲みやすく、上品な甘さが自慢」とアピールしました。

参考情報
(2025年12月13日時点の情報です)