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阿賀野市の小学生が伝統のしめ飾り制作を体験
掲載日:2025年12月05日
阿賀野市立笹岡小学校と神山小学校の5年生33人は、11月25日、笹岡小学校の校内でしめ飾り制作を体験しました。
笹神しめ飾り部会の指導を受けながら、児童らは縄を綯う作業から始めました。縄を綯えるようになると、児童らは「輪飾り」作りに挑戦しました。同部会が作るしめ飾り4種の中では比較的容易で、主に初心者が担当している形です。
初めて体験した児童は「最初はどうやって綯えばいいかわからなかった。時間が経つにつれて、だんだん慣れて上手にできた」と話し、自宅から持参した花飾りを付けて完成させました。完成品はお正月に各家庭で飾る予定です。

児童を指導した同部会の吉田さんは「上手に縄を綯う児童もいたが、苦戦している児童もいた。体験を通して、地元のしめ飾り制作文化を知ってもらうことができてうれしい」と話しました。
同市笹神地区では、1980年代からしめ飾り制作が始まり、今でも縄綯いを機械化せずに手作りしています。同部会では10月末に制作者向けの講習会を開催し、11月上旬から12月半ばまでに、4種類約3万8000個を制作し、パルシステム生協を通じて予約注文で販売しています。
参考情報
(2025年11月25日時点の情報です)