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営農指導員の実績発表大会をJA全体で初開催
掲載日:2025年11月14日
JA新潟かがやきは11月7日、新潟市南区の営農経済本店で「第1回JA新潟かがやき営農指導員活動実績発表大会」を開催しました。各地区を代表する営農指導員8人が、地域農業の課題とその解決に向けた取り組みや成果について発表し合い、JAの営農指導活動の強化と指導員の資質向上を図りました。

大会には営農担当部課長や職員など約80人が参加しました。審査委員長を務めた新潟地域振興局農林振興部の江口喜久子副部長をはじめ、JA新潟かがやき経営管理委員会の遠藤一雄副会長、村越龍実代表理事専務、長澤義弘営農経済担当常務理事など7人が審査員となり、目標設定や実践内容、成果、発表方法などを基準に公正な審査を行いました。
最優秀賞には、にいがた西アグリセンターの朝妻健治調査役が選ばれました。朝妻調査役は、ブランド小玉スイカ「Niigataルビームーン®」の開発・ブランド化への取り組みを発表しました。新潟西小玉すいか部会と連携し、種苗メーカーや青果市場と協力して6年をかけて品種選定を進めた経緯や、ブランド名の商標登録、新規栽培者への指導会開催など、地域農業の所得向上と生産拡大に向けた実践を紹介しました。導入初年度から生産者数・栽培面積ともに拡大し、キロ単価も導入前の1.5倍となるなど、生産者の所得向上に大きく寄与した点が高く評価されました。
優秀賞には、キュウリ産地でのICT技術導入について発表したしろね北アグリセンターの大橋公一係長と、有機栽培における効果的な除草方法について発表したささかみアグリセンターの高山和彦係長が選ばれました。

審査委員長は「発表のテーマが幅広く、JA新潟かがやきのバラエティに富んだ地域性を感じた。今後も関係機関と連携し、技術指導だけでなく仕組みや体制づくりにも力を入れてほしい」と講評しました。
朝妻調査役はJA新潟中央会が11月27日に開催するJA営農指導員活動実績発表会でも発表を行う予定です。

(2025年11月14日時点の情報です)