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令和6年度いちじく出荷反省会を開催
掲載日:2025年02月14日
更新日:2024年02月19日
いちじく部会は、2月13日、「令和6年度JA新潟かがやきいちじく出荷反省会」を開きました。生産者や関係機関、市場関係者、JA役職員など約60人が出席し、販売実績や次年度以降に向けた課題を共有しました。
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越後中央地区はブランドイチジク「越の雫」を中心に、県内生産量の8割を占めるイチジクの一大産地です。2024年は102戸が1405アールで栽培。販売額が初めて2億円を超え、2014年に1億円を超えてから10年で倍となり、前年比116.1%の2億2706万円。販売数量に関しても過去最高で前年比117.8%の233トンとなりました。
今年6期目を迎える「いちじく塾」は、巻農業普及指導センターとJAが開催する新規栽培希望者を対象に実地研修を行うものです。また、「いちじく団地」はすでに3か所整備済みで、新たに同区竹野町で募集しており、2025年の出荷面積は1472アールとなる見込みです。
同JA経営管理委員会の遠藤一雄副会長は「イチジクの販売は非常に好調で、今年も24年を上回る販売高を目指して欲しい」とあいさつしました。同部会の鈴木哲也部会長は「24年は春先の霜害も少なく、夏まで順調に生育したが、9月半ばの高温多雨により酵母腐敗病が発生し出荷量が減少した。部会では全生産者対象の緊急会議を開催し対応策を協議し、出荷の際、役員が分担しての再選果や部会員による厳選出荷で、9月下旬から出荷量が回復した」と振り返りました。
市場関係者からは「24年のような気象条件は来年以降も起こりうる。ブランドを維持するためにも、厳選出荷を引き続きお願いしたい」などの声がありました。
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(2024年02月14日時点の情報です)